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のどぐろパート Moo!Movie!

映画に飲み込まれた迷い主

『ピースオブケイク』感想”恋愛なんて馬鹿野郎だ!等身大の恋愛描写に共感しまくり!”

映画
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映画『ピースオブケイク』を見た感想をネタバレなしで書いてます。

原作はパラパラとめくった程度で、ほぼ全く知らない状態で観賞。なのであまり原作との比較は出来ないので純粋に映画単体を見て思ったことを書こうと思います。

リリース情報

日本公開日:2015年9月5日

簡易感想

私的好き度:★★★★☆

笑える:★★☆☆☆

泣ける:☆☆☆☆☆

怖い:☆☆☆☆☆

スカッとする:★★★★★

ドキドキする:★★☆☆☆

心があったまる:★★☆☆☆

憂鬱になる:☆☆☆☆☆

 

映画感想

よくわからないけど、とにかく好きなんだよ馬鹿野郎!!!

そうなんだよ、うんうん。

思わず見ている最中頷いてしまったほどに女の自分は見事に共感してしまったこの作品。

どんな映画か一言で言うと、目先の気持ちよさに流される自分も振り回して最低なことをする君も大嫌いだし信用なんて出来なくてどうせ上手くいかないのはわ かってるからもうほんとに自分の頭から出て行って欲しいのに何でこんなに好きなんだよふざけないでよ大好きだよっていう映画でした。

ストーリーは25歳の梅宮志乃が元カレと別れた後に引っ越した新しい家の隣人である菅原京志朗に恋をするというもの。

梅宮志乃を多部未華子が演じその隣人の京志郎を綾野剛が演じています。

志乃はそれまで何でも受け身で生きてきたことに加え、目先の気持ち良さに簡単に流されてしまうどうしようもない女なんですよね。

だから恋愛に関しても告白されたから付き合うというようなタイプで裏をかえせば自分からちゃんと人を好きになったことはない人間でした。

そんな志乃は引っ越しをした晩に京志郎の笑顔を見て「風が吹いた」という形容の仕方でまんまと恋に落ちるんですけど、そんな根拠のわからない恋心を信じて突っ走りながらも悶々と悩む姿を多部未華子がとんでもなくリアルに好演してます。

それにしても「風が吹いた」って何言ってんだろうと思いつつも、ほんとこれ!恋愛ってこういうことだよね!と共感してしまいましたよ恥ずかしながら。

恋愛とは感情の爆発だとどこかの芸術家の言葉を借りつつ思うわけですが、論理的がどうのこうの言われている合理的人間社会にポカンと空いたエラーで、人間が簡単にアホになってしまう病原菌が恋愛だと思うわけです。

だってもう一度言いますが「風が吹いた」なんて言う謎の感覚にまんまと振り回されるんですよ。

もう馬鹿すぎてやんなっちゃうけどこの感じが最高←

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「ダメだよハマったらダメ・・・あーもう好きだ!!!!」というあふれ出る感情の爆発に馬鹿で結構!と開き直って振り回される。思い悩みながらも、そんな恋愛がこの作品では描かれていました。

悪気は全くないダメ男とそれにハマる女

そしてそんな恋愛感情をぶつける相手が志乃の隣人の京志郎。

彼は志乃が引っ越した後に親友に誘われて働くことになったレンタルビデオ屋の店長をやってる男でした。

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通称”ヒゲ店”(ヒゲが特徴の店長だから)は裏表ない純粋な笑顔を振りまき物事を深く考えないようなお幸せ者。すごい嫌味を含んだ説明になりましたがどう考えても女を傷つけるダメ男なんですね。

志乃が京志朗のそんなダメ男振りに不安がぬぐえなくなるのも仕方ありませんし、それが二人の恋愛の一つの壁として描かれています。

 

インサイドヘッド風に言うなら頭の中で感情たちが危険だと大騒ぎするような女の敵。「この人にハマったら自分は終わる」とおそらく大抵の女の人は思う危険人物です。

身近にいませんか?裏表なく優しいんだけど悪気なく人を傷つける人。子供みたいに純粋で性欲に正直な人。女にもこういう人はいると思うんですけど(大抵女は裏表はありますが←)、ヒゲ店はこういうタイプの人間として描かれています。

それだけど強引で男らしいからモテるのは頷けます。

 

そしてそんなナチュラルダメ男振りを綾野剛がハマりにハマった演技で表現しています。綾野剛=ダメ男だという等号関係をしばらく抱いてしまいそうですよ。

さらに『そこのみにて光輝く』で濡れ場を披露していましたが、今作もその漂うエロをまといながら多部未華子を求めまくっていたので(PG12にしては結構大胆)綾野剛のファンはニヤニヤしてしまうのではないでしょうか。どうぞニヤニヤしてください。

 

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そして綾野剛同様に多部未華子もハマりすぎているというね。

もうこの二人本当に付き合ってるんじゃないの?と思うほどに監督の演出はもちろんのこと二人の演技は自然で素晴らしかったです。

多部未華子は私の中ではコミカルで感情をぶつける演技は得意だと思っていましたがとても純粋さのあるイメージがあったので驚きましたね。まさかあんなにエロいとは・・・!←ここ重要!

一応志乃は巨乳設定なので、胸の強調された格好だったりラフな格好をしていることが多いんですけど、襲ってもいいよオーラが凄かった。モテる女ってこんな人なんだな、と思わず納得してしまいました。勉強になります。

感情を爆発させる演技を見てスカッとでき、多部未華子の演技の幅に驚かされました。

 

おかしなぐらい自然さ漂う映画

恋愛のリアルを描いた原作なだけに、演技も全体の雰囲気も自然さが溢れています。先ほども言いましたが「本当に綾野剛多部未華子は付き合ってるんじゃないの?」「松坂桃李ってリアルにオカマなんじゃないの?」という思いが見ていて膨らむような映画です。

あ、松坂桃李は天ちゃんというオカマ役です。なかなかストレートにスカッとすることを言ってくれる良いキャラクターでしたね。(そのリアルな演技はKABAちゃんも認めるほど)その他、志乃を好きなバイトの同僚役をしている菅田将輝もさすがの演技でした。

描かれているのは、志乃がああだこうだと思いを巡らせて過ごす日常。レンタルビデオショップ、劇団、木造アパート、居酒屋。舞台となる場所は志乃の行動範囲内のほぼ限られたもので、若者が日常を格好つけずにありのままに描いています。

だから、特に物語がぐいぐい動いていくという映画ではありません。

あくまで日常。働いて飲んで時々セックスするような・・・そんなありふれた日常が描かれているのです。

だから自分を変えたいんだ!という前向きで意識の高い人にとっては物足りなさが残りそうですね。恋愛、仕事に真剣に向き合っていく志乃の姿を見所の一つではありますが。

しかしほとんど自然にストーリーが進んでいって大きな発見はないけれども、「あるあるだな」とひどく共感が沸き起こるのがこの映画の良さです。

スクリーンと客席の区切りをなくすような、等身大の日常を描いている点が魅力的な映画であると思いました。自分の生き方や恋愛を見つめなおすことが出来きましたね。

 

そしてラスト。

多部未華子綾野剛の疾走と共に作品のスピード感も一気に加速します。まさに爆発。感情の爆発が一気に起こる最高にスカッとするラストでした。だからあまりに日常に退屈しても最後まで絶対に見て欲しい!!

ラストにこそこの映画の良さが集約されています!!!!

 

 最後に

恋愛はかっこ悪くて当然。本気の恋愛に理性なんて必要ない。

男女関係なく本気の恋愛がしたい人、これから好きな人に告白したい人、そのように恋愛に積極的になってみようという方を後押ししてくれる映画となっていました。

気持ちがぶつかり合う等身大の恋愛描写から何か恋愛のヒントを貰いたい人にもおすすめです。

 

 

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