【Huluおすすめ】『真珠の耳飾りの少女』 "極限まで間接的なエロス"
"極限まで間接的なエロス"
フェルメールが描いた名画の一つ「真珠の首飾りの少女」の映画化作品。
記事概要
ネタバレなしで映画『真珠の耳飾りの少女』を見て思ったことを自由に書いています。スカーレット・ヨハンソンとコリン・ファースのせいでだいぶエロエロ言ってます。
あらすじ
17世紀のオランダ。画家のフェルメールの屋敷で使用人として働き始めたグリートはある日、アトリエの窓拭きをしたことで光を変化させ、フェルメールの創作意欲を刺激する。やがてフェルメールは、グリートの色彩センスを見抜き、彼女に絵の具の調合を手伝わせるようになるが、2人の関係はフェルメールの家族の嫉妬を呼ぶ。その頃、パトロンのファン・ライフェンが新たな集団肖像画を注文した。ファン・ライフェンに挑発されたフェルメールは、グリートの肖像画を描くことに。
とにかくエロい。エロの究極形態
この映画には始まった瞬間から引き込まれました。まるで絵画のような映像美。フェルメールの絵と同じく光の使い方が美しい。
そんな映像美で描くのは、スカーレット・ヨハンソン演じる少女グリートがフェルメール(コリン・ファース)家の使用人として様々な問題ありな人間関係に巻き込まれる話です。
嫉妬、肉欲、愛情が渦巻く人間関係に振り回される少女グリート。
純粋な美しさを持った彼女がその中で成長する姿がとにかくエロい。
スカーレット・ヨハンソンはもともとエロいですが、今作のスカヨハは最上級にとんでもなくエロいのは間違いないです。
そしてフェルメール役のコリン・ファースももともとエロいですが、今作もフェロモンダダ漏れ注意報発令状態です。
しかし鼻の下を伸ばしていたら申し訳ないのですが、セックスシーンがたくさん!とかそういうエロではないありません。
この映画のエロは間接的なエロです。
そう"極限までに間接的なエロス"
私、個人的には間接的エロがもたらすゾクゾク感が大好きなんですよね。
「あれ?大丈夫?これなんかエロくないか」っていうエロ。
これから危ないことが起きてしまうのではないかと示唆するようなエロって素晴らしい。
例えば、少女とフェルメールが絵の具を作るシーンとか少女の耳に真珠の耳飾りをつけるシーンとか
こういうシーンに描かれるようなエロくないはずのエロ。
芸術として昇華されたエロこそエロの至極だと思うのです。
このエロスこそがこの映画の最大の魅力だと思います。
「真珠の耳飾りの少女」が持つ謎
フェルメールの天才的な芸術性
グリートの危なげな少女性
そしてなにより、フェルメールと少女の間で交わされる恋心にも似た思い。
それらが見事にエロさを持って表現されています。
あと一歩で取り返しのつかないことになるギリギリのところまでのエロさ。
それが持つ繊細さこそが、芸術と呼ばれるのではないでしょうか。
つまり、この映画は真に芸術性のある作品であるということです。
なのでフェルメールや絵画に関心がある方もきっと満足できる映画となっています。
むしろ恐らくそのような人にこそ見て欲しい映画であると言えるでしょう。
「真珠の耳飾りの少女」が描かれた時、
ハッと息を飲むに違いありません。
その美しさ、緊張感漂う危なげな雰囲気に。
そして、フェルメールとグリートはどうなってしまうのか。芸術性を保ったラストなので最後まで必見です。
この映画の持つ最大のエロに酔いしれてはいかがでしょうか。
以下本物とスカヨハverの「真珠の耳飾りの少女」のそれぞれの画像です。 ※ネタバレかも?大丈夫な人だけどうぞ
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